怒られるのが死ぬほど嫌い

 

どれくらい嫌いかと言うと、「SAW」のジグソウに監禁されて、

 

「やあ、角田、お前は人から逃げ続けてきた。人の怒りを買わないために行動を選択し、向き合うべきものに背を向け、誰もいない場所を目指して移動を繰り返してきた。逃げ続けた先に意味はあるのか、それともないのか、お前は考えることからも逃げてきた。赤い靴を履いて踊り続けるお前に、私がチャンスをやろう。一分後、お前が座っている椅子から無数の針が飛び出し、急所を貫く。それを回避するには目の前のスイッチを押せ。枷が外れる代わりに鬼教官が三人現れ、三時間お前に罵声を浴びせ続ける。君は一体何から逃げるべきなのかよく考えろ。選択は君次第だ」

 

というテープが流れたならば、僕は一分間スイッチを押すか迷った挙句「Noooooooooooooo!!!!」

と叫んで絶命することでしょう。

それくらい嫌いです。

 

 

原因ははっきりしています。親に怒られた経験からです。

まぁ、虐待と言えるほど厳しかったり……ということはなかったのですが、それでも割と厳しい方で、ことあるごとにブチ怒られていましたから、幼少の頃から刷り込まれた恐怖心が拭いきれていないといったところでしょうか。

僕も大きくなって親の心配性な気質を知ってから、あれも愛から来ていたのかと多少感謝の気持ちがないでもないです。

 

 

御覧の通り、もはや原因を知ったところでどうしようもない領域なので「人の顔色を窺う」という方法でなんとか生きてきたわけです。

「え、じゃあ解決じゃん」と思うかもしれません。

そうです。人の顔色を窺って真面目に取り組んでいれば怒られることなんかそうそうありません。

しかし、僕には致命的な特徴があるんです。

 

忘れっぽい……!

 

本当に忘れっぽいんです。

物事は大雑把に覚える方なんで、「〇月〇日〇時から〇〇の場所で△△がある」と細かく覚えられないんですよ。良くて「近いうちに△△があった気がする」としか覚えていない。なんならこの情報すら忘れていることが多い。

覚えられないんですよ。昔から暗記とかはかなり苦手でしたし。

 

大事なことをうっかり忘れていて、ミスをしてしまったらどうでしょう。

怒られますよね。

 

 それと、僕の場合これに加えて誤情報が刷り込まれるという厄介なことが起こります。

例えば、「4月2日8時から○○駅で集合」とかだったら「4月2日9時から集合」という情報に書き換わったりします。おしまいですよね。

基本僕は遅刻の不安から、めちゃくちゃ早く着くようにしているので、こういった誤情報で遅刻した経験というのは全くありませんが、日常会話で飛び出す誤情報なんか、それはもうひどいものですよ。

僕が数字を出すときは基本的に信じないでほしい。

 

ただ、反省しても治らないんですよ。だって、指摘されるまでその誤情報を真実と信じているんだから。会話をしていて「あ、ちょっと待って、本当かどうか確認するわ」といちいちスマホで調べるわけにもいかないでしょう。それだけで通信制限がかかってしまいそうです。

みんなも、インターネットを閲覧する気持ちで僕と会話をしていただきたいですね。

 

という、一見すると「適当な情報を流している不真面目な奴」に見えるので怒られる可能性は消えないんですよ。

最近はめちゃくちゃ確認するようにしているので大事なことは間違えないようになってきてはいますが。

 

 

で、どうしてこの話題で話したのかというと、近いうちに仕事の研修があるんですよ。

それも外部研修。ビジネスマナーとかを教えてもらうやつですね。

 

会社の先輩曰く「軍隊に入隊したのかと思った」「めちゃ厳しいし、人格否定された」と評判なんですよ。

正直、厳しく指導してもらえるのは、ぬるま湯につかったような生活を送っている僕にはいい刺激になるのでいいと思うんですが、いかんせん大きな声で怒られるのが嫌なんですよ……。

というか、もっと言うなら怒ってる人が同じ空間にいるのが嫌。

腹の減ったライオンの檻に入れられた気分になってしまいます。

今から憂鬱で仕方ありません。

 

 

 

ところで最近、僕は「地獄巡り」を更新してませんよね?

実は、この研修のためにとってあるんですよ。

もう地獄になる気がしているので、もし怒られたら僕の愚かな行動と共に紹介したいと思います。

おそらく詳細に書くことはできないと思いますが、更新を楽しみにしていてください。

更新された地獄巡りが研修のことじゃなかったら察してください。

それは怒られなかったか、もう思い出したくないかのどちらかです。

 

では、ごきげんよう

次更新するときは研修が終わった後です。

 

以上。

 

 

GAME OVER