ホノちゃんホノちゃん。
なに。
どうしたの?
ついにうちにもロボット掃除機が来るよ!!
へぇ、思い切ったわね。
結構したんじゃないの?
いや、結婚祝いで何がいいか聞かれたから買ってもらっちゃった。
なるほどね。
ちゃんとお返ししなきゃダメよ。
うん。
ところで、そういうのって段差とかを超えられないってよく聞くわね。
あんたの家は大丈夫?
えーっと。
段差はそこそこあるかな。
ダメじゃないの。
あ、もしかして買ってもらったのってそういう段差を乗り越えられたりするの?
んにゃ。
乗り越える機能とかはないよ。
どうすんのよ。
そりゃ、段差の前に来た掃除機を持ち上げて乗り越えてあげるんだよ。
ちょうどホノちゃんが転がってるゆーちゃんを無意味に退かす時みたいに!!
なによその例え。
というかそれロボット掃除機の意味あるの?
まぁ、要望としては、部屋に無限に落ちてる髪の毛をなくしてほしいって感じだからね。
別に多くは求めてないよ。
ああ、それなら別にいいのね。
掃除機もびっくりするだろうね。
「こんな楽な職場でいいんですか!?」みたいな。
……あんた、鈍くさいから近づいてきた掃除機に気付かずに踏んづけそうね。
なんだよそのイメージ!!
以上。