…………。
どうしたのユキちゃん。
今日はなんだかご機嫌だね。
…………。
お、いい指輪じゃん。
親指の指輪って珍しいね。
…………。
……待って、それ僕の指輪じゃない?
……!!
あ、こら!
……あー逃げちゃったよ。
まったく、イタズラして……。
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…………。
あ、ユキちゃん戻ってきた。
指輪返して。
…………。
ん、やけに素直に返してくれるね。
……飽きちゃった。
勝手に人の指輪に飽きないの。
……親指の指輪ってなんか変だし。
ユキちゃん、指輪が欲しいの?
まぁ、そういう年頃でもあるか。
かといって、おもちゃの指輪で満足する年でもないよね……。
…………。
よし、高いのは買えないけど、指輪を買おうか。
……(かりかり)
【いいの!?】
たまにはね。
じゃ、じゃあ、賀々巳と大和と……。
わかってるって。
おそろいのやつにしなよ。
(店に見に行って、3人でめちゃくちゃもめてました)
以上。