重大なことに気付いてしまいました。
どうも、角田です。
こいつに「今日は絶対出てね!」と言われたから渋々登場したわよ。
仄よ。
人数が増えた分、登場タイミングとか難しくなってきましたね。
どうも、アマちゃんです。
え、ちょっと。
重大なことに気付いたんだって。
そこ気になる人はいないの?
そりゃ角田さんがこうやって言ってるってことはそんなに重要じゃないんですよ。
同感ね。
ひと月であんたたちのことが大体分かってきたわ。
こりゃ酷いや。
でも僕はめげません。
ホノちゃんはこの屋敷に元々いたんだよね?
そうよ。
あんたが来るずっと前からここに住んでたのよ。
ねぇアマちゃん。
この屋敷ってさ……めちゃくちゃ広くない?
あー……確かに広いですね。
ここに6人が住んでいてもまだまだ部屋が余っています。
間取り図がこちら。
リビングやトイレ、風呂を抜いても9部屋あります。
こんな大豪邸に元々住んでたホノちゃんって……もしかして超お金持ちだったんじゃないの……?
また何を言い出すかと思えば……。
でも角田さん、ここ秘境ですよ?
町からはすっごく離れていますし、立地としてはあんまり良くないんじゃないですか?
そう。
住むにはあまりにも不便だ。
だから、もしかしたらこの屋敷はホノちゃんの家の別荘だったのかもしれないよ?
別荘がこの規模ってさらにとんでもないよね。
まぁ、確かにそれなら大金持ちでしょうね。
どうなんです、ホノちゃん?
そんなわけないでしょ。
普通の家庭で育ったわよ。
普通ってのが曖昧だねぇ……。
そりゃお金持ちからすれば自分の暮らしは普通だと思うはずだよ。
どうなんですかね。
ホノちゃんが生きていたのもかなり前なら時代的な価値観の違いはあったんじゃないですか?
学校では意外とお嬢様キャラだったりしてね。
漫画とかでよく見る「オーッホッホッホ」って笑う感じの。
…………っ!!
またまたぁ。
角田さん、ホノちゃんですよ?
そんなわけないじゃないですか。
…………。
おや、ホノちゃん。
顔が真っ赤……もとい真っ青だよ?
え、ホノちゃん……まさか本当に……。
そ、そんなわけないでしょ!!
縦カールの髪型になんて憧れてないんだから!!
…………。
あー……これは黒歴史を掘ったときの感触だ……。
幽霊の時に度々思い出して悶えている姿が想像できます……。
うるさい!
今日はもうおしまいよ!
おしまい!!
皆さん、ホノちゃんをいじるならここです。
以上。