どうも、角田です。
なんだかアマちゃんとメメちゃんに避けられているような、どこかよそよそしさを感じて孤独な今日この頃、皆さんはどうお過ごしでしょうか。
今日は僕の部屋……と言っても秘境のゴミ屋敷内の僕の部屋ですが、すごい甘ったるい匂いがします。
思い当たる節が一つあるので、今回はそれを確かめようと思います。
思い当たる節↓
そういえば要素を煮込んだ鍋を放置したままでした。
多分、この異臭の正体はそれです。
流石にこの空気には耐えられないので、アマちゃんメメちゃんに正直に話してこれを片付けていきます。
では、押し入れを開けていきます。
(ガラッ)
……あっ。
(ピシャッ)
…………。
……。
こういう都市伝説あったよね。
押し入れに殺人鬼が潜んでて、それに気づかないように家を脱出するやつ。
僕の場合は完全にゲームオーバーです。
だって目が合っちゃったもん。
……いや待て。
あれって僕の煮込んだ要素が人の形になってるのでは?
でも、僕が作ったのは魂だけ……身体は用意してないはず……。
……ひとまずリビングに行ってアマちゃんとメメちゃんを呼んできます。
…………。
………。
……。
…。
アマちゃん! メメちゃん! 大変だ!!
僕の部屋の押し入れに幼女が!!
とうとうしっぽを出しましたね!!
この鬼畜変態ロリコン!!
角田さん……信じてたのに……。
もうこのブログもお終いです……。
え? なにその反応。
角田さん……やってしまったことはもう取り戻せません……。
前向きに、今後の更生に関してじっくり考えていきましょう……。
秘境のゴミ屋敷は今回で最終回です……。
長らく読んでいただきありがとうございました……。
秘境のゴミ屋敷 完
いやちょっと待ってよ。
終わらないよ。
実は言いにくいんだけど、かくかくしかじかで……。
(角田説明中)
え、じゃあ角田さんが子供を拉致監禁してたんじゃないんですか!?
してないよ。
してたら「大変だ!!」って言うのはおかしいでしょ。
はぁ、私はてっきり角田さんが狂ってしまったのかと……。
ひとまず安心ですね、アマちゃん先輩。
はい! よかったです。
でも、魂を作製するなら教えてくださいよ。
どれだけ隠して作っても、私達にはいずれ言わなくてはいけなくなるんですから。
それもそうだね……。
僕もなんだか混乱してて……。
で、その子はまだ押し入れの中にいるんですよね?
一通りの説明をしないと、その子もなにがなんだか分からないままですよ。
そうそう。
ちょっと僕の部屋に来てよ。
…………。
………。
……。
…。
じゃ、じゃあ、押し入れを開けますよ……。
(ガラッ)
……え。
めちゃくちゃ可愛い子じゃないですか!!
……誰ですか?
私はアマちゃんです!!
ここは秘境のゴミ屋敷。
後ろにいる無責任でくの坊が角田さん、その後ろにいるのがメメちゃんです。
酷いね、アマちゃん。
アマちゃん……? でくの坊……? ゴミ屋敷……?
あー、分かりますよ。
全く理解できないですよね。
私もそうでした。
ひっ……!!
あれ、メメちゃん見た途端隠れちゃった。
あ、怖がらせちゃいましたか。
仕方ありませんね。私、悪魔なので。
なんか嬉しそうだね。
私、ちょっと下がってますね。
ほら、怖くないですよ~。
うーん、出てきてくれませんね。
あ、私飴持ってますよ。
流石にそれでも出てこないんじゃないかな。
はい、アメちゃんですよ~。
…………。
………ありがとう、ございます……。
超可愛いんですけど!!
角田さん、ナイスです!!!
(ビクッ)
大声が苦手みたいだね。
ひとまず、アマちゃんメメちゃんで色々教えてあげて。
本格的な紹介は明日にしようか。
りょ!! です!!
以上。