韓国の激辛商品「プルダックポックンミョン」を食べました。

 

 

そして死にました。

今は天国からブログを書いています。

 

 

……これは流石に冗談ですが、実際に口内の痛みで死にそうになりました。

 

というわけで、さっき食べた「プルダックポックンミョン」について書いていきます。

パッケージはこんな感じ(↓)

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写真の通り麺料理です。

韓国のものだけあって何一つ読めません。

ただ、辛いということはわかりますね。

 

これは同期の女の子が一人暮らしの僕にくれたものです。

どうやら春休みは韓国旅行に行ったんだとか。

優しい子ですね。

 

これをもらったのは先週なんですが、パッケージを裏返してみると賞味期限のところに「2019.4.16」と書いてあったので今日急いで食べました。

小腹も空いてたし。

 

 

作り方は検索して探しました。

といっても作り方はめちゃくちゃ簡単で、鍋で茹でた麺のみ皿に移して付属のソースをからめるだけでした。

ラーメンというよりはカップ焼きそばの作り方に近いですね。

 

そして出来上がったのがこちら(↓)

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あれ、あんまり辛そうじゃないな……。

 

付属のソースが限りなく赤に近い黒色だったので警戒したのですが、混ぜたら薄まり、本当にカップ焼きそばのような色になりました。

匂いのほうもピリピリする感じは一切ありません。

 

これをもらったときも「めっちゃ辛いから気を付けてね!」と言われていたのですがこの時点では拍子抜けして、正直こいつを舐めていました。

 

まぁ一応2リットルのお茶も用意して僕はこの悪魔を食べ始めます。

 

まずは一口…………。

 

 

 

 

「うまい!!」

 

 

 

なんというか、すごくジャンキーな味がしました。

麺はすごくもちもちしていて、少し辛めの焼きそばといった感じでしょうか。

隣国といっても文化は大きく違うはずなので「口に合わなかったらどうしよう」という不安を若干抱えていましたが、杞憂だったようです。

 

 

そんなに辛味もないし、これならぺろりと食べられ――いっっっっっった!!!!

 

いたたたたた。

痛い。

なんだこれ。

 

舌に鋭い痛みが走りました。

いや、もう「走る」とかじゃありません。

痛みが僕の舌の上で反復横跳びを始めました。

いつまでも残る上、自分の吐息で痛みが倍増します。

 

 

「ア……ア……アア……」

 

 

僕は足の小指をぶつけたカオナシのような声をあげることしかできません。

口を閉じると舌が猛烈に痛むからです。

ここでお茶を飲みますが、痛みが和らぐのは一瞬です。即座に痛みがぶり返してきました。

 

そして、僕は死を覚悟しました。

目の前にある皿に盛られた悪魔はまだ九割五分以上残っているのです。

なぜなら僕はまだ一口しか食べていないのだから。

 

 

ただ、持久戦に持ち込んだ方が厄介です。

お茶の量は限られているし、何よりこの痛みにもはや耐えられなくなっていましたからです。

 

そして、意を決して二口目……。

 

 

「!?」

 

 

一口目では考えられなかった痛みでした。

間違えてハリネズミを口に入れたんじゃないかと錯覚するほどの激痛。

むしろこの痛みで出血していないことに驚愕しました。

 

 

 

「ああ……ああ……」

 

もう既に「あ」以外の発音を封じられた僕は再びお茶に手を伸ばします。

少し口に含んで、温度が上がってきたら飲み込んで、再び口に含む、ということを繰り返しますが痛みは一切引きません。

 

ここで僕はスマホで「辛い 対処法」で検索をかけました。

アホですね。

検索結果としては「水は逆効果! 牛乳がいいぞ!」というものがほとんどで、お茶をがぶ飲みしていた僕は絶望しました。

牛乳はこの家にないのです。

 

かといって口を開けたまま買いに行くわけにもいかないし、何よりお茶がないと発狂しそうなこの痛みに一分と耐えられません。

 

僕は現実逃避をやめ、もりもりに残ったプルダックポックンミョンに向き直りました。

 

 

ときに皆さん。

自転車でキツイ坂を上らなければならないとなったとき、貴方はどうしますか?

これは二つのタイプに分けられます。

「加速度を利用して一気に登るタイプ」と「一定のペースで登るタイプ」です。

これはどちらが良い、といったことはないので、自分に合った方法を選択することがベストです。

ちなみに僕は前者のタイプです。

辛いことはとにかく早く終わらせたいのです。

 

 

閑話休題

僕は一気に食べ始めました。

多分、焼き土下座をしている利根川さんと同じ表情をしていたと思います。

永遠とも思える時間の中で麺を噛み、激痛に耐えました。

 

そして、皿が空になったとき、

 

「ああああああああああああ!!!」

 

僕は声をあげて喜び、お茶を飲みまくりました。

そして、一週間かけて飲もうと思っていた2リットルのお茶がまるまる僕のお腹に収まり、一切引かない痛みに耐えながら僕は脱力します。

 

マジで20~30分くらい動けませんでした。

 

小腹を満たそうと食べたはずなのにお腹はタプタプになっており、「今日は晩御飯食べなくてもいいかな……」とすら思っています。

 

そして明日のお腹の調子が心配です。

 

 

皆さん、気になったら一度食べてみてください。

一度地獄を覗いて見るのもいいかと思います。

 

あ、ちなみに今回食べたやつの二倍辛い「ヘクブルダックポックンミョン」という商品があるらしいです。

僕はこれを食べて失禁している自分の姿が容易に想像できます。

曰く、「健常者が食べるものではない」んだとか。

 

まぁ、たまにはこういった冒険をしてみるのも楽しいかもしれませんね。

 

 

 

僕は二度と食べませんが。

 

以上。