好みが違う人に勧めたくなる

 

 

 

 

 

あれ、アマちゃん。

 

僕の進めたアイワナ実況見た?

 

 

あー、そんなのありましたね。
見てません。

 

 

えー、見てよ。

 

今あのゲームやってる人少ないし、技術がすごいんだから!

 

 

はいはい……今度気が向いたら見ますよ。

 

 

 

あれ、そういえば、私が勧めた夫婦の面白チャンネル見てます?
昨日あがった動画が面白いんですよー。

 

 

あー……見てないかも。

 

 

 

え、この前チャンネル登録してあげたじゃないですか!

 

 

 

うん……。

 

 

そのあと解除しちゃった……。

 

 

…………。

 

 

 

…………。

 

 

なんかさ。

 

 

はい。

 

 

僕達って好みがそんなに似てないよね。

 

 

似てないどころじゃないかもしれないですね。

 

 

 

でも、僕面白いものがあったらアマちゃんに教えたくなっちゃうんだよ。

 

 

見ないの知ってるのに。

 

 

あれじゃないですか?
打ち負かしたい……とは違いますけど、「これなら認められるだろう」っていうのが強いのかもしれないですね。

 

 

あー、なるほど。

 

 

アマちゃんもそうなんだ?

 

 

私はそうですよ。

 

 

 

笑顔で言うのもなんか違う気がするけど。

 

 

 

以上。