夏だし百物語でもやろうか?

 

ねぇ、メメちゃん。

暇だね。

 

そうですねぇ。
今年はバイトもしてないので宿題くらいしかすることないですよ。

 

……そうだ。

百物語でもしようか。

 

二人でですか?

 

違うよ。

バトルみたいになっちゃうじゃん。

 

今夜みんなでやらない?

6人でやるから……1人16話か17話で済むし。

 

いいですね。
そうと決まればロウソクを100本買ってきます!!

 

 

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……というわけで、秘境のゴミ屋敷百物語大会を開催します。

 

ドンドン、パフパフです。

 

いやちょっと待ってくださいよ。
急にアロマキャンドルを焚き出したと思ったらそういうことですか。

 

なー雨海。
百物語ってなに?

 

私達で順番に怖い話をして、一つずつロウソクの火を消していきます。
百本全部のロウソクを消した時になにか怖いことが起こるって言われています。

 

よく分からないな!!

 

角田さん……私、怖い話は苦手なのですが……。

 

大丈夫大丈夫。みんないるし。

それに今日はアマちゃんが一緒に寝てくれるって。

 

……それなら頑張ります。

 

ちょっと!
そんなこと言ってませんよ!!

 

……アマちゃん先輩、ダメなんですか?

 

きょ、今日だけですからね……。

 

なー角田。
急にやるって言われても、あたし怖い話なんて知らないぞ。

 

そこは大丈夫。

僕とメメちゃん以外の4人はネットで検索して読んでくれればいいよ。

 

それパソコンの明かりで台無しになりませんか?

 

まぁ、そんなに本格的にやらなくても大丈夫でしょ。

 

あの、角田さん。
4人って――

 

1人16個か。
そんなに読めるかなぁ……。

 

ほら、もうやることは決まってるんだから。

座って座って。

 

ここでうっかり私がキャンドルを倒して火事になったら面白いですね。

 

怖いよ。

面白いね。

じゃあ、僕から時計回りね。

話すときは自分の手元にキャンドルを持ってきて。

 

では早速。

これは僕が友人から聞いた話なんだけど――

 

 

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――で、さすがに僕はその人に引っ越しを勧めたよ。

終わり。

(フッ)

 

こうして怪談を聞くと結構雰囲気ありますね。

 

なんだかワクワクしてきました。

 

角田さん……どうしてそんな怖い話をするんですか……。

 

そんなやつあたしならぶっ飛ばしてやるけどな!

それ、私の話だね……。

順番だとアマちゃん→メメちゃん→カガちゃん→大ちゃん→遘√b豺キ縺懊※ちゃんか。

 

え、角田さん、今なんて……?

 

 

ん?

カガちゃんはメメちゃんの次だよ。

 

 

あの、そうじゃなくて……。

こいつ、憑りつけない……。

じゃあ、次は私の番ですね。

 

 

 

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えーと……?
『管理者のその後は誰も知らないそうです。』
だってさ。

 

なかなか怖い話でしたね。

 

大ちゃんがいい話を選んだので莉イ髢薙↓蜈・繧後※ちゃんのハードルが上がりましたね。

 

あーあー、もう聞こえないです!!

 

そろそろ一周するね。

じゃあ、次は縺輔∩縺励>ちゃんの番ね。

 

分かった。

 

…………。

 

 

 

……。

 

 

あれ? 縺イ縺ィ繧翫⊂縺」縺。縺ッ雖後□ちゃん?

 

ここにいるよ。

 

……………。

 

 

あの、角田さん。

 

 

なに?

 

誰でしたっけ。
豌嶺サ倥>縺ヲちゃんって。

 

雨海は変なこと言うなぁ。
遘√r隕九※は遘√↓豌嶺サ倥¢だろ?

 

アマちゃん先輩。
こんなところで脅かそうとしてもダメですよ。

 

いえ……私にも遘√r隕九※ちゃんのことは分かるのですが。
縺薙▲縺。縺ォ譚・繧後k縺九iちゃんって、いつからこのブログに登場してましたっけ?
登場のきっかけは?

 

アマちゃん先輩どうしちゃったんですか。
譌ゥ縺剰ヲ九mちゃんは……。
……あれ?

 

忘れちゃったんだ!

 

……ちょっと待ってよ。

僕も分からない。

 

縺薙▲縺。縺ォ縺薙>ちゃんって……誰?

 

 

お前たち全員、私のもとに来てもらう……。

 

 

あーあー!
聞こえない聞こえないです!
悪霊退散です!!

 

 

……クソ!
次は絶対にお前たちを連れて行くからな。

 

以上。