マンボウの研究をした話

今週のお題「自由研究」

 

 

またひとつ仄暗い話をしたいと思います。

どうも、角田です。

 

こういうテーマのある時にそういう話をされると困ってしまいます。
どうも、アマちゃんです。

 

メメちゃんはバイトでいません。

今回は僕が小学校6年生のときにやった自由研究の話をしたいと思います。

 

タイトルの通り、マンボウに関しての研究をしたんですよね?
どう仄暗くなるのか見当がつかないんですけど。

 

まず、僕は小学校3年生からマンボウが大好きでした。

きっかけは……なんだったかな。

 

とにかく、デフォ化したマンボウのイラストを描いたり、水族館に頻繁に通ったりするくらいは好きだったんです。

 

なんだかとぼけたような顔でゆったり泳いでる様は可愛いですよね。
数年前には少しブームになったような記憶もあります。

 

で、マンボウに関しての知識もそれなりに勉強してたんだけど、マンボウはまだまだ謎の多い魚だったことや、実際に研究するような身近な存在でもなかったため、人より少し知っているといっても、図鑑や本で読んだ程度の知識量だったわけです。

 

それでも、マンボウの知識を持っている人はなかなかいませんけどね。

 

 で、小学6年生の夏休み。

僕は自由研究でマンボウのことに関してまとめることをしました。

 

それまでの知識や愛の集大成ですね。

 

嫌々でテーマを作るよりも健全じゃないですか。

 

 でも、これが僕からマンボウへの興味を一切無くすきっかけにもなりました。

 

知っている限りの生態や種類などをまとめましたが、本格的に調べ物をしてもそれ以上の情報はどこにもありませんでした。

インターネットもそれほど普及しているわけではなかったので、僕の研究はそれで打ち止めとなりました。

 

限界を感じると辛いこともありますよね。

 

 そう。

結局、僕がたどり着いたものは「現状での情報はほとんど網羅した」という、達成感とも違うむなしさでした。

 

実際はほとんど分かっていないのに、情報を得る方法がなくなってしまったのです。

 

あー、角田さんは得たものには興味を無くすタイプでしたね。
獲物を食べるよりも、獲物を追うこと自体が好きな人でした。

 

それで、ひとまず自由研究をまとめはしましたが、それ以降はマンボウのイラストを描くことも、水族館に行きたいとせがむこともなくなりました。

 

ただ、今思えば僕はずっと、どん詰まりであることに気づきたくなくて本格的に調べていなかったようにも思えます。

 

人によってはそこからがスタートである、と考える人もいるかと思いますが、僕にとってその自由研究で得た結果こそがゴールだったのです。

好奇心と探求心の違いがそこで分かったような気がしました。

 

まぁ、一つそういうことがあっても、決して無駄なことをしたとは思ってないのでしょう?
だとすれば、一つの思い出として取っておくのがこの記憶との上手い付き合い方ではないでしょうか。

 

以上。