どうも、定期的にイベントが来るので飽きがきません、角田です。
角田さんの持ってる漫画の中では随一で好きです。
どうも、アマちゃんです。
皆さん、「ARIA」という漫画をご存じでしょうか。
2001年から2008年までの七年間で連載していた漫画で、今でも根強い人気があります。
ジャンルとしては日常系になるのでしょうか。
一話完結の形式で、毎度普段の生活にある少しの幸せを教えてくれます。
あらすじとしてはこんな感じ。
遠い未来。火星の氷を溶かして人々が移住できるようになった時代。
水に包まれた火星は「アクア」と呼ばれ、地球の水の都ベネツィアを再現した街「ネオ・ベネツィア」が生まれました。
主人公、水無灯里は一人前の観光水先案内人となるため、日々練習を重ねる。
灯里は会社の先輩、友人だけでなく、街の皆と紡いでいく日常を大切にしていく。
世界観がネオ・ベネツィアということで生活のあらゆるものがオシャレでキラキラしています。
それでいて、人々の悩みや日常は今の私たちにも通じるものがあるので、どこか異世界ではないような、自身がその世界に入ったような不思議な体験をすることができます。
そう。そこが魅力の一つだよね。
例えば、「どんくさい先輩に呆れている後輩が、陰ながら支えてくれる先輩に気づく話」とか、どこか身の回りにありそうな話があるんだよね。
いや、その説明では足りないような気がしますが……。
まぁ、そういうことです。
他にも、ベネツィアの風習を引き継いでいるって設定だから、「ボッコロの日」とかイベントがある回も楽しい。
ちなみにボッコロの日というのは日本のバレンタインみたいなもので、男性から愛する人に一輪の薔薇を渡す日です。
主人公の先輩に恋をしている暁さんがワタワタする話になります。
あと、火星ならではの話も私は結構好きです。
火星は公転周期が地球の二倍、つまり24か月で一年となります。
24か月に一度しか誕生日が来ないのは寂しいということで生まれた「裏誕生日」の話とか大好きです。
あれいいよね。
ちなみに僕の裏誕生日は22月19日です。
皆さん祝ってください。
それで、このARIAという漫画。
最初に言った通り、連載は2008年に終わっているのですが、アニメ化、コラボカフェ、映画化が複数回行われており、なんと2021年3月5日より、新しい映画が始まっているのです!!
それがこちら「ARIA The CREPUSCOLO 」
これ最初にアマちゃんが見つけてきてくれて本当にナイスだったよ。
まぁ、私は月に数回「ARIA」で検索する程好きですからね。
ちなみに私は公開初日に見てきました。
お、早い。
僕も今日見にいこっと。
そんなわけで、この記事を書こうと思った次第です。
最後に各々好きな話を語り合いましょう。
良いよ。
まずは僕から。
クリスマスの話なんですが、ネオ・ベネツィアでは良い子にはおもちゃやお菓子を、悪い子には炭を持ってくるおばあさんのベファーナがいるという風習があります。まぁ、サンタクロースみたいなものです。
中学生のアリスちゃんは「最近なんだかワクワクしない」ということに悩んでいました。自分が大人になっていくにつれてこういったイベントの裏(実はベファーナはおらず、両親がおもちゃを用意してくれる等)が見えてしまって心から楽しむことができないと言うのです。
アリスちゃんは先輩に「ベファーナになにをお願いするの?」と聞かれますが、「私は夢を忘れた悪い子なので真っ黒な炭です」と答え、ふてくされます。
そして迎えたクリスマス当日。
深夜にベファーナの格好をした先輩がアリスちゃんを連れ出し、シャボン玉を飛ばしたお茶会に案内する……。
こんな話です。
大人になると見えなくなるものは確かにあるが、見えてくるものもあるということを教えてくれる優しい話です。
素敵な大人になればいつもただ待っているだけじゃない
魔法をかけて魔女のベファーナ自身にだってなれるのよ。
先輩の一言なのですが、このセリフが僕はめちゃくちゃ好きです。
かーーーーーーっ!!!!
角田さん良い話を選びますねぇ!!!!
アマちゃん、いつになく興奮してるね。
次はアマちゃんの番だよ。
はい、私は愛華ちゃんが大好きなのですがその中でも飛び切り素晴らしい話を一つ。
彼女は他社の先輩に憧れて髪を伸ばしていたのですが、とあるバーベキューの途中で髪が燃えてしまいます。
「憧れの先輩のようになれますように」という願掛けをしていたため、愛華ちゃんは大ショック。友人が慰めながら髪を揃えていると、愛華ちゃんの先輩が現れ「お前はアリシア(憧れの先輩)にはなれん」って言うんです。
愛華ちゃんはさらなるショックを受け、その場を去ろうとしますが、先輩がそれを止め「お前はお前にしかなれないんだ」と言う話ですね。
アマちゃんの説明だとちょっとひどい先輩みたいになってるよ。
髪が燃えてしまった愛ときも分かるんですが、華ちゃんは少しおちゃらけながらその場を去り、他の先輩たちも大丈夫かとついていこうとしますが、その先輩が彼女らを止めます。
「愛華の精一杯の行為を無駄にする気か?」って。
この話の何が良いって、この先輩が一番愛華ちゃんのことを考えているってことです。
それが伝わるからこそ、愛華ちゃんは先輩の言葉に救われ、ショートカットの自分を受け入れられたのです。
僕もこの話好き。
言っちゃえば、今の自分が崩れた時に前を向かせてくれる先輩の話だよね。
お、角田さんは良いこと言いますね。
その通りです。
全人類がこの漫画を読めば、もしかしたら戦争がなくなるかもしれません。
心がすさんだ皆、ARIAを読もう。
僕も最近心がすさんでいましたが、この記事を書くにあたって読み返していたら癒されました。
だから今日は記事が長いんですね?
そういうこと。
以上。