どうも、節目を超えたとたんに熱量が下がります、角田です。
そんな彼を引っ張っていきます、アマちゃんです。
僕は半年前にこんな記事を書きました↓
あら、あなたがカラオケで歌おうとして大爆死してたやつですね。
音が想像以上に高くて喉が逝きました。
まぁ、このボカロPさんはこの半年でも複数個の曲を出してたんだけど、その中でも最近アップされた『ミゼラブル』に関して話していくよ。
あ、それなら私も聞きましたよ。
楽曲としてもかなり尖っているものでしたね。
そう。
メロディは脳が混乱するくらい独特なもので、歌詞も諦めとか虚無感、あとは少しの怒りが混じってるjohn節が炸裂してるんだ。
この人の曲は新曲が出るたびに聞いてるんだけど、初見の時は必ず「あれ、今回はなんだかとっつきにくいな……」って思っちゃうんだよね。
え、こんなにドハマりしてるのにです?
というのもさ、例えば一つのバンドが複数の曲を収めたアルバムを出したとして、曲ごとのテーマが違っても、楽曲の特徴は言葉にできなくても何となく共通するものがあるじゃん?
ああ、「アジカンっぽいイントロ」とか、「エレカシっぽい歌い方」とか、よく聞きますからね。作曲者のクセや好みはそりゃ楽曲に反映されてしかるべきですよね。
そうなんだよ。
ただ、johnさんは今までの楽曲を聞いてきて構築された「johnさんらしさ」みたいなのを新曲の度に軽々と超えてくるからさ、毎回「あれ、これ別の人が作った楽曲なのかな」って一瞬迷うんだよね。
でも冒頭で言った通り、テーマとか歌詞の雰囲気はどこか共通したものがあるから「あ、johnさんの曲だ」って安心するんだけど。
メロディだけを見るなら、それぞれ別の人が作ってるのかと錯覚するくらい個性的なものがそろってるんだ。
角田さんが「とっつきにくいな」と感じるのは、いわば「初対面の人に感じる警戒感」と似たような感情なんですね。
そうなんだよー。
普通アルバムって所謂ゴレンジャーみたいな、色の違いがあれど見た目で共通点というか統一感があるイメージなんだけど、johnさんのアルバムは例えて言うならアベンジャーズなんだよね。
とにかく個の印象が強い。
でも、毎回鬼リピートしちゃう。
それで長々とした前置きだったけど、今回の『ミゼラブル』。
こう表現するのは適切かどうか分からないけど、僕は瑛人さんの『香水』と似た場面が浮かんだんだよね。
ああ、最近めちゃくちゃ流行ってましたよね。
ドールチェ アーンド ガッバーナ―の香水のせいだよー♪
のやつですね。
でも、そんなこと言っていいんですか?
こういうものって並べてもあまり良いことにはなりませんよ?
強調しておきたいのは「似た場面が僕の頭に浮かんだ」ってことで、曲が似てるとかテーマが被ってるとかそういう批判があるわけじゃないから大丈夫だよ。
もっとはっきり言っちゃえば、あの曲は僕に『ミゼラブル』を飲み込みやすくしてくれたんだよね。
相手の男がどんな奴なのか、どんな関係なのかってのが仮としても形になってるから僕の中で一つの世界に積分しやすかったんだ。
まぁ、楽曲の理解は正解がないですからね。
当人が飲み込んだ形がどうなるのも自由です。
ちなみに私はこの曲に後悔を強く感じましたね。
愛憎とでもいいましょうか、いつしか憎悪だけが強くなって愛の火が小さくなっていく中の後悔、それでも相手を嫌うことのできないくらい取り返しのつかないところまで来てしまった後悔に胸を打たれました。
johnさんの曲はとにかく深く、一筋縄では納得することすら難しいかもしれないです。
それでも、自身の中にある似たもの、場面、楽曲をフル活用し、johnさんの世界観を作り出すことができた時私はまた一つ人として大きくなれそうな気がします。
楽曲として非常に素晴らしいものでもあります。
8月21日に新アルバム『ミゼラブル』も出るみたいですし、聞いたことがない方はぜひ今の内にチェックしてみてはいかがでしょうか。
個人的に『SISTERS』が手に入るのが最高です。
是非聞いてみてね。
以上。