これから述べることは個人的見解です。
様々な考え方があるため、参考程度に聞いてください。
あと、これから述べるのは物語などの創作で使わないことが前提です。
どうも、保険をかけていきます、角田です。
果たして私の存在は役に立つのでしょうか。
どうも、アマちゃんです。
役に立ちます。
では、早速作ってみよう!!
オリキャラ作りに関して、大切なのはコンセプトの強さと統一感です。
このバランスを抑えるだけでまとまった印象のキャラクターになります。
一応目次は貼っておきます。
1、コンセプトの強さ
ではまず、コンセプトの強さから見ていきましょう。
下のキャラクターを見てください。
言わずもがな、ホロライブEN所属、VTuberのがうる・ぐらちゃんですね。
では質問です。
彼女は何をコンセプトにしているでしょう。
はい、サメですね。
一目で分からなくとも、「この子はサメをコンセプトにしています」と言われると「なるほど」と納得されるかと思います。
「どうも、サメです」って挨拶、可愛いですよね。
では、下のキャラクターを見てください。
同じことを聞きます。
このキャラクターのコンセプトは何ですか?
私が聞きたいくらいです。
このキャラクターは元々、自分の小説で使う予定があったのでストーリーでコンセプトを補完していたんですよ。
物語などの創作において、キャラクターのコンセプトはやりすぎると失敗すると思っています。
例えば、学園もののラブコメで甘党のヒロインがいるとします。
そのヒロインがクリームを模した服を着て、常にお菓子を手に持っていたらどうですか?
ストーリーでよほど上手く扱わない限り、「学園もののラブコメ」という物語全体のコンセプトの邪魔になるんですよ。
物語とはいわば一食のテーブルのようなもので、キャラクターやその他の要素は一品の料理に過ぎないんです。
フランス料理が並んでる中で激辛料理を一品だけ置いたりしないのと同じです。
周りとの調和を大切にしてキャラクターを作っています。
僕が作っていた物語はストーリーが重めだったので、キャラクターのコンセプトは抑えて、なるだけシンプルに作成しようと思った結果、このキャラクターが誕生しました。
料理のイメージとしては、「無味の寒天」でしょうか。
ストーリーが進むと「おいしい牛乳寒天」になる予定でした。
しかし現在、このキャラクターをストーリーのないこのブログで運用し始めて気づいたのですが、とても味気ないんですよ。
なぜなら、こってり激重なところでさっぱりと活躍させようと作成したキャラがこんな何もないブログに来てしまったんですから。
今のアマちゃんを例えるなら、「ほんのり甘い寒天」ってとこですかね。
いや、散々な言いようですね。
流石に傷つきますよ。
そのため、運用する場所に合わせてコンセプトの強さを調整することをお勧めします。
創作なら薄めに、それ以外の場所でなら少し濃いめに。
薄め、濃いめというのがイマイチつかめない人は、一目見てコンセプトがつかめるか否かを意識すると良いかもしれません。
私ももっとコンセプトの強いキャラが良かったです!!
ただ、どちらもやりすぎは厳禁です。
ストーリーがないとはいえ、ブログや動画では何かアクションを起こすたびに微かに味がついていきます。
ガチガチに設定を固めてしまうと、できないことが増えていきますので注意してください。
逆に創作でも、何もないキャラクターに愛着は湧きません。
加減を知ることが何よりも重要です。
じゃあ、私はこれから何をしても自分の特性となって生きるんですね?
最高です! やりたい放題ですね!!
ポジティブがアマちゃんのいいところだね。
あと、コンセプトは1キャラに1つが良いです。
あんまり盛り込みすぎても
「このキャラは……何だ? また幻術なのか!? 幻術か!? イヤ……幻術じゃない……! いや……幻術か……? また幻術なのか!?」
「何だアレは!?」
となります。
2、統一感
先の最後に「コンセプトは1キャラに1つが良い」と言いました。
今から「何だアレは!?」とならないようにする解説です。
キャラクターを作成する際はそのキャラの全てを自分で作りますよね。
キャラクターがたまたま釣り目に、たまたま青い髪に生まれてくることはありません。
全て自身の決定によって生まれてきます。
基本的には服、髪、表情はコンセプトに寄せるようにしましょう。
サメだから青、釣り目、ギザ歯……というように各要素にコンセプトを散りばめると全体に統一感が出ます。
「いや、僕が作りたいのはもっと意外性のあるキャラクターなんだ」って人もいるかと思います。
メイドに銃を持たせるなど、様々ありますが、それはコンセプトを見直すところに戻りましょう。
「優しいメイド」を作成したいのならばそれはしない方が良いでしょうし、「普段は優しいメイドだが実は銃を使いこなす殺し屋」というコンセプトならばその銃はコンセプトに寄っているものとなります。
……??
でも、それって割と当たり前なんじゃないですか?
コンセプトを出そうと色んなものを集めるってのはよくある話だと思うのですが。
そう。
上で言ったことって当たり前のことなんですよ。
言われなくてもコンセプトに寄ったものを集めるだろうし。
ただ、この統一感を邪魔するやつがいるんだよ。
そんな悪魔みたいなものがあるんですか?
あります。
それは後付けです。
「コンセプトが弱いな」と感じた時にやってしまいがちなんですが、後からコンセプトにそぐわない、もしくは全く関係ない要素を足すのは良くないです。
キャラをある程度決めて足りないと感じたなら、コンセプトから見直しましょう。
良くあるのが動物の耳、武器、傷、派手な服の模様です。
キャラを立たせようとしてつけると基本まとまらなくなります。
最初にも言った通り、それがコンセプトの範囲で収まっているならば問題ありません。
アマちゃんは和服を着ていますが、これは完全に後付けです。
ご覧の通り、コンセプトが取っ散らかっています。
コンセプトはしっかりと、外観はなるだけシンプルにがいいかもしれませんね。
私、特に理由もなくこれを着ていたんですね。
夏は暑くて冬は寒いので早く他の衣装が欲しいです。
それに関しては本当にごめんね。
あと、外観以外の設定……性格や生い立ち等も、後付けは基本行わない方が良いです。
「結果、コンセプトと違う言動をしてしまった」ならばギャップになりますが、「意図してキャラ付けを行おうとした」ならばそれは見抜かれてしまいます。
3、終わりに
さて、アマちゃんを用いてオリキャラを作る際の注意点を述べたんですけど……。
アマちゃん、どうだったかな?
いや、どうって。
私、自分のことが嫌いになりそうです。
勘違いしてほしくないのは、「アマちゃん」自体じゃなくて、「アマちゃんの原型になったキャラクター」を用いた解説だからね。
今のアマちゃんはほんのり甘い寒天って表現したけど、アマちゃんがいなかったらこのキャラクターは無味な寒天のままだったんだよ。
もちろん、アマちゃんも偶然生まれてきた存在で、好き勝手思うがままにやらせてきたけど、結果として僕の無味だったキャラクターに命を吹き込んでくれたことにすごく感謝してるんだ。
立ち絵も今後は一新する予定だし、アマちゃんはまだまだこれからより良くなっていくよ。
…………。
うーん……まぁ、丸め込まれてる感じもなくはないですが、今後の角田さんの創造性にお任せしますよ。
アマちゃんがもっと有名になるよう僕頑張るよ。
まぁ、好き勝手やらせてもらえるなら良しとしましょう。
皆、自身のキャラには愛を持ちましょう。
以上。