ジェットコースター意外と乗れたわ

最近の話ではありません、中学生の時の話です、角田です。

 

 

f:id:rightuncle:20201027195153j:plain  どうしてあんなに怖い物に進んで乗っていくのか分かりません、アマちゃんです。

 

 

僕も昔はそう思ってたんだよ。

 

言っちゃえばすごく速い車に乗って楽しいの? って思って小学校の時は何となく避けてました。

 

転機は中学時代。

 

遠足で遊園地に行った際になんとなく避けられず、気づけばジェットコースターの座席に座っていました。

 

 

f:id:rightuncle:20200920165631j:plain  なんとなく死地に向かう姿が角田さんらしいです。

 

 

テレビでよく見た光景、カタカタと不安を煽る音、地上からはどんどん離れて逃げ道がなくなって――

 

落ちたその瞬間。

 

 

あれ、思ったより速くないな……。

 

 

そんな拍子抜けの気持ちが先行し、呆気にとられている間に再び地上へ。

 

 

f:id:rightuncle:20200920165631j:plain  そんなことはありません。めちゃくちゃ速いです。

私も乗ったことがあるから知ってます。

 

 

うん? 降りてみると結構ふらつくし、やっぱり結構速かったんじゃないか?

 

という疑問が湧き上がり、もう一回乗りたいという友達と共にもう一度乗り込みました。

 

 

f:id:rightuncle:20200920165251j:plain  なんですかその疑問。

「やっぱり思ったより速かった」ってなったらどうするつもりなんですか。

 

 

いや、なんというか。

僕は信じられなかったんだよね。

 

僕が恐れおののいてたものがこんなものだったなんて。

 

だから逆に「頼むから思ったより速くあれ」と願いながら座席へ。

 

 

登っていくときの緊張感は想像通り。

てっぺんに到着して、いつ落ちるんだろうっていう不安感にも満足。

 

ただ、再び落下したとき。

 

 

 

……。

 

 

……。

 

 

 

やっぱあんま速くねぇわ。

 

 

やはりその感覚が先行して、落下した数秒後に虚無感に包まれました。

 

 

そして、その日僕は何度もそのコースターに乗ったとさ。

 

 

f:id:rightuncle:20200920165251j:plain  いや、「そして」じゃないですよ。

どうしてそうなるんですか。

 

 

あの「やっぱりそんなに大したことないな」って感覚が癖になっちゃったんだ。

 

もうひと工夫で僕をビビらせてみろよって、なんだか気が大きくなってた覚えがあります。

 

 

f:id:rightuncle:20200922104119j:plain  本当に角田さんは「キ」ですね。

 

 

以上。