あ、ホノちゃん。
ホノちゃんって、あん肝とか白子って食べられる?
え、急ね。
食べたことないわね。
あ、そうなんだ。
今日スーパー行ったら、生のあん肝と白子が結構な量売っててさ。
衝動買いしちゃったんだよ。
だから今日のご飯は必然的に痛風鍋になっちゃうんだけど……。
私は別にいいわよ。
きっとそんなに嫌いでもないと思うし。
よしよし……。
あ、でももう一つ別の鍋が欲しいわね。
食べられない子もいるんじゃない?
うん。
一緒にごま豆乳鍋も買ったから、それもやる予定だよ。
問題は、こっちの痛風鍋を食べる人がいるかどうかだったんだ。
いるかどうかって……。
苺々と大和がいるでしょ。
その二人は食べられそうだけど……わからないじゃん。
ちなみにカガちゃんとゆーちゃんはあんまり好きじゃなさそう。
まぁ、そうね。
雨海は一度食べたらいけるかもね。
で、ホノちゃんが未知数だったから聞いたんだ。
……逆のことは考えてるの?
逆のこと?
ほら、そっちの痛風鍋が人気で、みんな食べたい場合……。
……あー、完全に想定外だったな、それ。
どうしよう。
鍋一つ分しか材料ないよ。
私はどっちでもいいけど……。
あんた、大人なんだから譲れるわよね?
い、嫌だい!!
僕が食べたくて買ったのに、食べられないなんて!!!
って、こともあるかもしれないわよ。
覚悟はしておきなさい。
なー。
以上。