か、角田さん。
部屋に来てくれって……一体どうしたんですか。
あたしたちは結構忙しいんだ。
めちゃくちゃ寝転がってたけどね。
……まぁ、それはいいけど。
今日来てもらったのは他でもないんだ。
さっき、カガちゃん達より先にユキちゃんを連れて行ったよね。
そ、そうですよ。
ユキちゃんはどこに行ったんですか?
…………。
思ったより早かったな。
お、大ちゃんは察したようだね。
実は先ほど、ユキちゃんの夏服ができたので今日はお披露目です。
え!?
夏服を作るって言ってからまだ3日しか経っていませんよ!?
角田さんがこんなに早く行動するなんて……。
僕もやるときはやるよ。
あと、これ以上ユキちゃんの信用を失いたくなかったし。
……というわけで、早速お披露目だよ。
ユキちゃんおいでー。
…………。
あ! ユキちゃん可愛いです!!
涼しそうだな!!
こうやって改めてお披露目だと恥ずかしいねー。
……(かりかり)
【恥ずかしい……】
でも、ユキちゃんいい感じですよ!!
雰囲気が変わって新鮮です!!
これでもう暑くなっても安心だな!
……(コクン)
ほら、ユキ。
角田になにか言うことがあるんじゃないか?
……(かりかり)
【「多分全然作ってくれない」って言ってごめんなさい……】
あーいいよいいよ。
気にしないで。
ユキちゃん?
気持ちはちゃんと言って伝えないとダメですよ?
…………。
…………。
……角田、ありがとう。
はい、僕はそれが聞けただけで大満足です。
……あ、ちなみに大きいサイズはこんな感じです。
下は見えませんが、ちょい長めの黒スカートです。
以上。