角田、爪切って。
……………。
蛇だったし、爪が伸びること、爪を切ることが不慣れなのはわかるんだけどさ……。
……大ちゃんもそろそろ自分で爪を切れるようにならないとね……。
怖いからやだ!
僕は人に切られる方が怖いけどね。
手違いでなんか切っちゃいけないものまで切られるような気がして。
角田は失敗しないからな!
これが信頼だぞ!!
ちょっと信頼とは違う気がするなぁ……。
まぁでもめちゃくちゃ気を付けてるね。
僕も大ちゃんの手が傷ついたら嫌だもん。
なんで爪って伸びるんだろうな。
別にいらないだろ。
うーん……いらないようでいるようで、やっぱりいらないんだよね……。
正直便利さよりも切る面倒くささの方が勝ってるね。
割とすぐ生えてくるし。
あ、でも背中を掻くときにはいるな!
あー、そうだね。
爪がないと不完全燃焼になりそう。
ほら、じゃあそこ座って。
うん!!!
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(パチン)
……………。
……………。
(パチン)
……ねぇ、大ちゃん。
なんだ?
(パチン)
手元を凝視しないで……。
集中できなくなっちゃう……。
怖いからやだ!
(パチン)
以上。