カガちゃん、ちょっといい?
角田さんにメメちゃん先輩、どうしたんです?
カガちゃん、落ち着いて聞いてください。
大ちゃんに関してです。
メメちゃんは死神になるために勉強してるから、生き物の寿命もわかるんだよ。
……まさか。
そのまさかです。
大ちゃんの肉体の残り時間はあとわずかです。
……っ!
話したいのはここからなんだ。
カガちゃん、大ちゃんをバーチャルブロガーとして生きてもらうのはどうかな?
バーチャルブロガーとして……?
そう。
カガちゃん達と同じように、僕が新しい肉体を用意して大ちゃんの魂を移すんだ。
そ、そうすれば大ちゃんは助かるんですか!?
うん。
カガちゃん達と同じキャラクターになるんだ。
ただ、用意するのはカガちゃん達と同じ人の体だよ。
それでもいいか、カガちゃんに聞きたいんだ。
……私は……。
元気な大ちゃんともう一度過ごせるなら、見た目は気にしません。
そっか。分かった。
じゃあ、今夜大ちゃんの魂を移すからね。
メメちゃん。準備は大丈夫?
ばっちりですよ!
大ちゃんの魂もそろそろ取り出しやすくなる頃でしょうし。
大ちゃんの魂の定着の時間も考えると明日の今頃には目を覚ますでしょう。
角田さん……よろしくおねがいします。
任せといて!!
以上。