お財布にも冬が来ました。
どうも、角田です。
私もです……。
どうも、メメです……。
まったく、二人ともちゃんとしてくださいよ。
どうも、アマちゃんです。
ねぇ、また年明けのことを相談するけどいいかな。
あの……お年玉ってあるじゃん。
お、角田さん、楽しみにしてますよ!!
早いって。
僕には中学生くらいの従兄弟がいるんだけど、どのくらいの額をあげればいいのか正直わからなくて。
アマちゃんたちはどれくらいもらってた?
去年とかは5000円ですかね。
小学生までが3000円で、中学に上がって2000円増えました。
あー……やっぱりそうだよね。
僕もそのくらいだったし。
メメちゃんはどう?
……私、実はもらったことがないんです。
メメちゃんは今年の3月にこの屋敷で生まれましたし。
あ、そっか。
……じゃないよ。
別にそこは事実と反しててもセーフって暗黙のルールがあるじゃん。
アマちゃんだって実際生まれたのは去年じゃん。
なぜでしょうね。
これまでの人生の記憶はあるんですよ。
じゃあ、従兄弟は5000円くらい渡そうかな。
…………。
…………。
……わかった。
メメちゃんは1万円ね。
ありがとうございます!! 角田さん!!
というわけで……。
アマちゃんの分がなくなっちゃった。
私の分をメメちゃんにあげないでくださいよ!!
以上。