「止まない雨はない」を適当なタイミングに放り込むな

 

一体どこでそんな言葉を覚えてきたのでしょうか、角田です。

 

残念ながら、今日はアマちゃんはお休みです。

 

 

「止まない雨はない」って言葉ありますよね。

 

主に人を励ますときの言葉で、「止まない雨がないように、不幸も永遠に続くわけではないよ」というようなメッセージが含まれている、励ましの時には比較的よく耳にする言葉です。

 

いや、この言葉自体には別に文句はないんですよ。

 

「いや、雨は止むかもしれないけど俺の不幸は分かんねぇだろうが!!!」っていうような国語力のないことを言うつもりもありません。

 

問題は使用場面なんです。

 

 

というのもこの言葉、「不幸は永遠に続くわけではないよ、いつか終わるよ」ってメッセージじゃないですか。

 

「うわ、いつまで続くんだよこの不幸……」っていう人相手になら成立すると思うんですよ。

 

 

 

たまたま失敗して落ち込んでる人に言っても意味不明なんです。

 

干物を干してたら急に雨が降ってきて「うわ……」ってなってる人に「大丈夫、止まない雨はないから」って言ったところで何が大丈夫なんでしょうか。

 

干物もお前の頭も大丈夫じゃねぇよ。

 

雨が止んでも干物は濡れたままだよバカ。

 

 

インフルエンザに罹った人に「大丈夫、そのうち治るよ」って言ってるようなもんだぞ。

それは患者が言うセリフだろうが。

 

今苦しい状況を励ますつもりが、「大したことないから頑張れよ」みたいなニュアンス

が含まれてしまう気がします。

 

人を励ますのは難しいんです。

 

 

 

 

と、使用場面を間違えると逆にうるさいなってなる、なかなか難しい言葉です。

 

創作での使用頻度が割と高いイメージがありますが、現実の、相手の状況が明確ではない状態で使うのはリスクが高いです。

 

ちなみに僕は二回程干物をダメにしたときに「止まない雨はないよ」と言われました。

 

励ます気持ちがあるのは嬉しいんですが、どうももやっとしたものが残っています。

 

永遠に続く晴れだってないだろうが。

 

 

以上。

 

 

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kaigokanofnobita.hatenablog.com