みんなみんな、生きているんだ友達なーんーだー♪
ふざけろ。
生物が皆協力して生きてると思うなよ。
この前、野良猫がもがき苦しむ鳥を引きちぎってたぞ。
それに、
ミミズだってオケラだってアメンボだって別にお前らのことを友達とは思ってねーよ。
単純に外敵だよ。外敵。
友達から一番遠いとこにいるわ。
あと、危害を加えてこない、力のないやつから囲い込もうとするな。
それ従者を増やそうとしてるだけだから。
まずはスズメバチから友達になりなさい。
そしたら次は雀蜂雷公鞭と友達になりなさい。
大前田稀千代と友達になるのはその後の後です。
……なんて、童謡に文句っぽいことを言いましたが、特に思うところがあったわけではありません、適当です。どうも角田です。
有名な歌に何本気になってるんですか、アマちゃんです。
この文句を本気だと捉えるアマちゃんもどうかと思うけどね。
こういう歌って成長してから色々考えてみると結構ツッコミどころがあるよね。
言ってしまえば人生のチュートリアルのようなものですからね。
基本だけじゃ戦えなくなって、様々なアップデートを果たした後ではそう思うのも無理はありません。
ただ、例えば角田さんの歌ってた歌なら「無用な殺生はやめましょう」っていう暗に訴えかける教えがありますから。
それをまだ判断できない子供には必要なメッセージだと思います。
角田さんの言ってた残酷な現実はその後、そのメッセージとの齟齬によって、自身で分かっていけばいいんですよ。
教えてもらった大切なこと、それと違う現実、その二つの折り合いを少しずつつけていくことが心の成長なのではないでしょうか。
こういっては何ですが、角田さんはその点、夢に振れすぎている時がありますね。
「もっと現実を受け入れろ」というわけではありませんが、あまり悲観的すぎると河童達に笑われてしまいますよ。
あれ、アマちゃんもサンドイッチを勧めてくるつもりじゃないよね?
アマちゃんも夢に生きてると思ってたんだけど。
夢を見たいからこそ、現実を見て生きてるんですよ。
夢を通して見る現実はどうしても辛くなりがちですからね。
だからこそ子供には効果がある、って感じですが、成長して環境が過酷になってから苦い薬を飲む気にはなれません。
……アマちゃん今日はなかなか深いようなことを言ってるね。
僕にはさっぱりだよ。
人間は鉛を背負うことで笑顔を浮かべられる生き物ですから。
角田さんにもいずれ分かる日が来ますよ。
分かりたいような、分かりたくないような……。
以上。