どうも、最近ダークソウルにハマっています、角田です。
ゲームや創作でよく見る「スキル」ってありますよね。
戦闘とかでコマンドすることによって発動する「コマンドスキル」と、常時発動している、もしくは条件が揃ったら自動で発動する「パッシブスキル」の二種類があります。
「コマンドスキル」は技、「パッシブスキル」は特性って感じの認識でOKです。
今回は、現実世界の自分自身のパッシブスキルを文字に起こしていこうと思います。
目的は何かというと、自己肯定感を高めるということが大きいです。
例えば、自分が「人見知り」だったとしましょう。
これを敢えて
「裏新宿の狼:面識の少ない者が複数人、自身のパーソナルスペースに入っている場合、自身の精神耐久値が15%上昇する。しかし、警戒状態となり、思考力と情報処理能力が20%低下する」
というスキルとして書き出します。
新しい組織に入った初日。周りのみんなは早くもグループができているのに自分は一人。そんな状況を想像してください。
ここでスキルに置き換えていないと「ああ、またなじめなかった。どうして自分はこうも人見知りなんだろう……。直したい……」と思うかもしれません。気分は沈んでいきますよね。
しかし、スキルに置き換えていれば、その「なじめなかった現実」というのは自分で考えたスキルの裏付けになります。つまり「あ、『裏新宿の狼』が発動したんだ」と思うわけです。
「別に人見知りをスキルに置き換えたからってなじめてないのは一緒じゃん」って思われる方もいるかもしれません。
確かに、初日になじめなかった結果は変わりません。
しかし、今後の展開は段違いになるのではないかと考えています。
というのも、今回行っているのは、要は「人見知り」という何となく理解しているつもりの言葉を、自分の経験則に当てはめて「自分はこういう条件だったらうまく話せない」と、抽象的な概念を自分専用に具体化しているわけなんです。
「人見知り」と一口に言っても、一対一なら普通に話せる人もいますし、知らない人が一人でも混じっていたら緊張してしまう人もいます。
これを自分はどのタイプの人見知りなんだろう、と分析するきっかけにもなります。
じゃあ、次は「『裏新宿の狼』が発動しないようにするためにはどうすればいいんだろう」と考えた場合も、条件が明記されていますので「あ、面識の少ない人が複数人いなければいいんだ」と気づき、「個別で面識を増やしてそれぞれ仲良くなっていこう」と次のステップを見据えることができます。
がむしゃらに人見知りを克服しようとするよりも、色々な経験をして構築された自分を理解し受け入れた上で解決策を見つけるのとでは効率が全然違うとは思いませんか。
……という理由は後付けだとして、僕は自分の性格をこういったスキルとして置き換えることを遊びでやってたんですよ。
やっぱり自分の性格や経験をベースに置いているだけあって現実でも「あ、今スキル発動してるな」って時があります。その時の高揚感が癖になってきたので、その喜びを皆さんにも共有できたらと思ってこの記事を書いています。
例えば……僕が作ったスキルとかだと以下のものがあります。
保守的な忠犬:自分より立場が上の者がパーソナルスペースにいる場合、自分の全能力が20%低下する。また、決断や勝負事の失敗率が20%上昇する。
とか
疫病神の瞬き:ストレスがかかった場合、約2分間、全能力が80%低下する。
とか
根の短い花:作業時一人の場合、思考力、集中力が30%上昇し、多人数の場合は10%低下する。
とか
慳貪な狐:自信が規定値を超えている場合、判断と勝負事は必ず好転する。しかし「保守的な忠犬」が発動している場合、このスキルは発動しない。
とかね。
基本ネガティブなものが多い気もしますが、別にポジティブなものでもいいんですよ。
コツとしては「スキル名」「条件」「メリット」「デメリット」を揃えればいいです。
「疫病神の瞬き」みたいな例外もありますので、あくまでもコツです。
数値に関しては割と適当です。「こういう時めちゃくちゃ能力下がってる気がする」なら「全能力80%低下」ですし、そうでもないなら20~50%とかにしてます。
意外と適当においても、自身が設定した条件の境遇にあった時の説得力は半端ないです。
是非一度体験してみてください。
そしていつか僕とバトルしましょう。
以上。