どうも、僕はこれが大好きです、角田です。
角田さんの言語野がバグっていますが割といつものことです、アマちゃんです。
アマちゃんは好き? ギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライター。
好き嫌い以前の問題ですね。
私はそれが何なのか全く知りません。
そっか……僕は結構好きなんだけど。
甘くて美味しいし。
あ、食べ物なんですね、それ。
てっきり何かの職業かと思いました。
「○○ライター」って「○○er」じゃないんですね。
違うよ。
そっか……アマちゃんも食べたことあると思うんだけどな……。
給食で出るし。
いやいや!
そんな名前の献立があったらクラス中の話題が持っていかれますって。
どこかの国のマイナー料理じゃないんですか!?
結構いろんなとこで見るかな。
ラーメン屋とか中華料理屋に多い気がする。
まぁ、中国発祥みたいだし。
中華料理……甘い……給食にも出た……。
なんでしょう。杏仁豆腐の仲間とかですか?
そんな単語は聞いたことがありませんけど。
うん?
杏仁豆腐は杏仁豆腐だよ。
別名があるのかは僕も知らない。
もう! イライラしますね!!
一体何なんですか、そのギョウメンヤイヤーディンガライターって!!
ちっちっち。
「ギョウメンヤイヤーディンガライター」じゃないよ。
ギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライターだよ。
もうどっちでもいいですよ!!!
アマちゃん前食べてたけどなぁ……。
「アツアツで美味しいです!」って喜んでたよ。
中華の熱いお菓子……?
角田さん。まさかゴマ団子のことを言っているんですか?
ゴマ団子? なにそれ。
僕が知ってるのはギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライターだけだよ。
それは何? 別名?
表面にゴマがついていて、中にこしあんが入って揚げられてるお団子ですか?
そうそう! それだよ!
ギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライ――
もういいですって!!
……それで、その呼び名はなんなんですか?
中国語とか別の言語で言ったらそうなるんです?
って、検索に引っ掛からない時点でお察しなんですけど。
それは一体なんなんです? 造語ですか?
まぁ……造語っちゃ造語かな。
これは去年の話なんだけど、僕と友人がギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライターを食べる機会があってさ、そのギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライターで友人とふざけてたらいつの間にか「ギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライター」って名前になってたんだよね。
こぶも引っ込みそうな話ですね。
どんなふざけ方をしてたらそうなるんですか。
「ゴマ団子」が「ギョーメンホニャララ」になるってただ事じゃないですけど。
適当に言わないでよ。
僕と友人の間ではたまにある「定番のノリ」みたいなのがあるんだよ。
片方が何気なく単語の一部分を変形させて、もう片方がその変形させた単語を変形させて……って続けていくんだ。
それは例えば今回のギョーメンヤイヤイヤ――
ゴマ団子だと、どうなるんですか?
……ゴマ団子で言うなら以下の感じかな。もう覚えてないけど。
友人「やっと来たねー。ゴマでんご」
角田「ね。いつぶりだろ、ゴマディンゴ食べるの」
友人「あー、俺がゴマディンガドンガ最後に食べたのは去年だわ」
角田「へー。僕ギョーメンヤー・ディンガドンガ好きなんだけど、あんまり食べる機会ないんだよね」
友人「あ、俺も割とギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライター好き」
……みたいな感じ。
……身内のノリを急に私にやられても困りますよ。
そういうイタい大人にだけはなっちゃダメってお母さんに言われませんでしたか?
めちゃくちゃ傷つくこと言うね。
ちなみに僕はこれを彼女にも言ったんだけどさ、普段全ての話を面白がってくれる彼女が初めての苦笑いを見せてくれたよ。
私も苦笑いの表情パターンがないだけで、実際はすごい苦笑いを浮かべてますからね。
というか、彼女さんに通じなかったなら私に通じるわけないでしょ。
読んでる人もきっと苦笑いです。
いや、でもこの中には面白がって使ってくれる人がいることを信じてるよ。
これで君も明日から人気者! 使おう!
ギョーメンヤイヤイヤー・ディンガードングライター!
それはあなたが人気者になってから言ってください。
しゅん……。
以上。