地獄めぐりも久しぶりだなぁ……と呟きながら書いてます。角田です。
もう忘年会シーズンですね、というか、あと二日で新年会シーズンですが。
というわけで、僕の会社でも例のごとく忘年会が行われました。
でも、こういうのって休日の前日にやりません?
僕の会社では、ガッツリ平日のど真ん中にやります。日程を聞いたときはさすがに笑いました。
しかもうちの社員は皆結構派手に飲むものですから、次の日に皆が死にそうな顔をしていることは目に見えています。これが学ばぬ者なのです。
そして僕も学ばぬものです。
この忘年会でぶっ潰れました。
今までにない酔い方で、便器と向かい合ったまま死を覚悟しました。
日本酒の大好きな上司と同じ席になったが運の尽きでしたね。
結局、先輩と別の上司に家のベッドまで運んでもらいました。
「もう本当に最悪だ……」
とは思っても、生きてることにまず感謝し、僕は眠りにつきました。
「明日の仕事は無理しなくてもいいから」
と先輩方は言ってくれましたが、さすがに飲み会で潰れて遅刻しましたなんて言い訳はできません。
もう学生じゃないんだから。
いいですか。もう一回言いますよ。
自身の飲む量も調整できず、次の日体調悪くて遅刻しますなんて通じませんよ。
もう学生じゃないんだから。
……というわけで、震える手で目覚ましをかけ、ぐるぐる回る目を閉じて、僕は眠りました。
翌日5時。
アラームが鳴るより前に目が覚めました。
酔いが残った重い頭を持ち上げて……なんてこともなく、爽快な気分でスッと起きることができました。
なんだこの体調の良さは?
ってか、あれだけ迷惑かけたのに、元気な顔をして会社なんて行けないよ。
せめて酔いはもうちょっと残ってろよ。
なんて思いながら、出社。
僕と同じく潰れた課長が出社していませんでした。
そして、この日課長が現れることはありませんでした。
……皆、「社会人」なんて言ってますが、結局学生となにも変わらないのかもしれませんね。
それなら僕は学生のままがよかったです。
と、忘年会の話はここまで。
この日家を出るところまで時間を巻き戻します。
いつも通り会社へ行く準備をし、外に出てドアを閉め、鍵をかけ……あれ?
鍵をかけ……ん?
ドアが閉まらん。
は?
僕は唖然としました。
何度も開けたり閉めたりを繰り返しますが、ドアがドア枠につっかえています。
鍵を閉める閉めない以前の問題です。
昨日僕が開けるときにぶっ壊れたのでしょうか?
でも、どうして昨日の時点で気づけなかったのでしょうか。
あ、というか。
昨日酔いつぶれて、先輩に送ってもらったから気づけなかったんだ。
現状、もう時間はありません。
「いっそのこと体調悪いふりをして連絡を入れるか……?」
なんてことも多少頭をよぎりますが、もう本当に判断の時間もない。
僕は通帳や銀行印などの貴重品を一式カバンに詰め込み、ドアをそのままに出社しました。
本当に最悪でした。
まぁ、空き巣は入らなかったようで、帰宅後に業者を呼んで直してもらいました。
家が気になりすぎててその日会社でなにしてたのかうろ覚えです。
という、特にオチもないただの地獄でした。
お願いだから、不幸は年末に駆け込んでくるのはやめてください。
ただでさえ忙しいんだから。
……2020年に会いましょう
以上。