地獄の十一丁目:2019年の不幸が一気に押しかけてきやがった話

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地獄めぐりも久しぶりだなぁ……と呟きながら書いてます。角田です。

 

もう忘年会シーズンですね、というか、あと二日で新年会シーズンですが。

 

というわけで、僕の会社でも例のごとく忘年会が行われました。

 

でも、こういうのって休日の前日にやりません?

 

僕の会社では、ガッツリ平日のど真ん中にやります。日程を聞いたときはさすがに笑いました。

 

しかもうちの社員は皆結構派手に飲むものですから、次の日に皆が死にそうな顔をしていることは目に見えています。これが学ばぬ者なのです。

 

 

そして僕も学ばぬものです。

この忘年会でぶっ潰れました。

 

今までにない酔い方で、便器と向かい合ったまま死を覚悟しました。

 

日本酒の大好きな上司と同じ席になったが運の尽きでしたね。

結局、先輩と別の上司に家のベッドまで運んでもらいました。

 

「もう本当に最悪だ……」

 

とは思っても、生きてることにまず感謝し、僕は眠りにつきました。

 

「明日の仕事は無理しなくてもいいから」

 

と先輩方は言ってくれましたが、さすがに飲み会で潰れて遅刻しましたなんて言い訳はできません。

もう学生じゃないんだから。

 

 

いいですか。もう一回言いますよ。

 

自身の飲む量も調整できず、次の日体調悪くて遅刻しますなんて通じませんよ。

もう学生じゃないんだから。

 

……というわけで、震える手で目覚ましをかけ、ぐるぐる回る目を閉じて、僕は眠りました。

 

 

 

翌日5時。

 

アラームが鳴るより前に目が覚めました。

 

酔いが残った重い頭を持ち上げて……なんてこともなく、爽快な気分でスッと起きることができました。

 

なんだこの体調の良さは?

ってか、あれだけ迷惑かけたのに、元気な顔をして会社なんて行けないよ。

 

せめて酔いはもうちょっと残ってろよ。

 

なんて思いながら、出社。

 

僕と同じく潰れた課長が出社していませんでした。

そして、この日課長が現れることはありませんでした。

 

……皆、「社会人」なんて言ってますが、結局学生となにも変わらないのかもしれませんね。

それなら僕は学生のままがよかったです。

 

 

 

 

と、忘年会の話はここまで。

この日家を出るところまで時間を巻き戻します。

 

いつも通り会社へ行く準備をし、外に出てドアを閉め、鍵をかけ……あれ?

 

鍵をかけ……ん?

 

 

ドアが閉まらん。

 

は?

 

僕は唖然としました。

 

何度も開けたり閉めたりを繰り返しますが、ドアがドア枠につっかえています。

鍵を閉める閉めない以前の問題です。

 

昨日僕が開けるときにぶっ壊れたのでしょうか?

 

でも、どうして昨日の時点で気づけなかったのでしょうか。

 

あ、というか。

 

昨日酔いつぶれて、先輩に送ってもらったから気づけなかったんだ。

 

現状、もう時間はありません。

「いっそのこと体調悪いふりをして連絡を入れるか……?」

 

なんてことも多少頭をよぎりますが、もう本当に判断の時間もない。

 

僕は通帳や銀行印などの貴重品を一式カバンに詰め込み、ドアをそのままに出社しました。

 

本当に最悪でした。

 

まぁ、空き巣は入らなかったようで、帰宅後に業者を呼んで直してもらいました。

 

家が気になりすぎててその日会社でなにしてたのかうろ覚えです。

 

 

 

という、特にオチもないただの地獄でした。

 

 

お願いだから、不幸は年末に駆け込んでくるのはやめてください。

ただでさえ忙しいんだから。

 

……2020年に会いましょう

 

以上。