今回のオチというか、内容の8割はタイトルで出てしまっていますが、今日はそういう話です。
皆さん、道端で嘔吐したことありますか? 僕はありません。
……開幕汚い話でごめんなさい。
例えば飲みすぎて帰宅途中で……って場合が多いのかな? これは想像にすぎませんが。
たまにそういった痕跡……というか吐瀉物が道に残っているのを見たことがあると思うんですが、あまりいい気分ではないですよね。早く片付けてほしいなぁ、と思うかもしれません。
「じゃあ誰が片付けるの?」と聞かれたらなんと答えますか?
吐いた本人か、その場に友人や家族がいたらその人なんでしょうが……実際は片付けずに立ち去る場合が多いと思います。そもそも処理するための道具(洗い流せる量の水やビニール)を持ち歩く人はいないだろうし、近くに自販機が無かったり、単純に体調が悪かったり、泥酔していたら処理なんてできませんよね。
……と、なんでここでそんな話をしたかというと、僕が同じような目に遭ったからなんです。
いや、何度も言いますが道で吐いたことはないんですよ?
というわけで、その出来事をお話します。
これは去年……か一昨年の話。そしてその夏ですね。
その日、僕はコンビニに通販の支払いをするため自転車で向かいました。
そして支払い後、ついでにカフェラテを買って帰りました。
コンビニのカフェラテってというのはこういう感じの↓です。
こう、密閉されているやつです。
コンビニの「飲むヨーグルト」とかが置いてあるとこでよく見ますね。
コンビニで買ったのはこれだけだったので袋は貰わず、自転車のカゴに直に入れてコンビニを後にしました。
その日は割と暑く、早く帰りたい一心で全力で自転車を漕いでいました。
そして運命の上り坂に差し掛かります。
その坂って途中に変な段差があって、そこを駆け抜けると結構な衝撃があるんです。
図で言うとこんな感じかな?↓
これは横から見た図ね。
で、もちろん坂も猛スピードで登っていた僕はこの段差で今までにないくらいの衝撃がかかったのを感じました。
それと同時にカゴの中のからカフェラテが飛んでいきました。
その瞬間は全てがスローモーションのように見えました。
カフェラテとの思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。
コンビニで一目見た時から心奪われていたカフェラテ。
晴れた夏の日に自転車に乗せて一緒に出掛けた大好きなカフェラテ。
そして現実に引き戻されます。
1メートルくらい後方のアスファルトにぶつかったカフェラテ。
そして密閉されていたことが裏目に出て大爆発したカフェラテ。
僕のものだったカフェラテは、その瞬間消え去りました。
代わりに出現したのは茶色に汚れたアスファルトと未だに液体を垂れ流し続ける容器。
僕は途方に暮れました。
もはや急いで帰る理由は消失した上に、この大惨事の処理の仕方が分からなかったのです。
僕の持ち物と言えば財布とスマホ、それと今拾った爆弾の残骸のみ。
近くに自販機がないので流すのは不可能。
それとここは坂の途中なので茶色い液体は下に下に向かっていき、罪もないアスファルトの侵略作戦に乗り出していました。
これに対して、僕は靴をなすりつけるようにできるだけ道の端っこに寄せ、結局はその範囲を広げることの片棒を担いだわけなんですが、まぁ、侵略作戦を小規模なものにすることができました。
傍から見たら「漏らしたことを隠蔽してる人」に見えなくもなかったので、誰もいなくてよかったと心の底から思っています。
そして、僕は雨が降ることを願いながらその場を後にしました。
結果ニ、三日後に小雨が降ったので願いが通じたのかもしれません。
まぁ、今回のことから何が言いたいのかというと、「抑圧されたものが爆発するのって怖いよね」ってことです。
放任主義くらいがちょうどいいのかもしれませんね。
以上。