地獄の三丁目:僕はよく落ちる(物理)

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幼いころ、僕はよく落ちていました。

 

試験とか資格の話ではありません。

転落や落下の「落ちる」です。

 

今回は三つの場所から落ちた僕の話をしたいと思います。

 

 

 

川に落ちる僕

これは小学校に入学する直前の話です。

僕は家族と川釣りに来ていました。(釣り竿を握った記憶がないので、僕は「川に遊びに行った」くらいの感覚でしたが)

 

そこに着いたとき、さっそく僕は川に落ちます

石に飛び乗ろうとして滑ったんですね。

当時の僕の太ももくらいの高さまで水位のある部分に浸かり、ズボンがずぶぬれになりました。

そして、時期としては大体10月くらい。そもそも濡れにいくような恰好ではないため、そのままでは風邪をひいてしまいます。

 

僕の母はそういったことを予期していたらしく、僕と妹のズボンとパンツを予備としてそれぞれ一枚ずつ持ってきていました。

僕は川に着いて10分もしないうちに代えのズボンを履いて、事なきを得たのです。

 

そして、気を取り直して僕はもう一度川に落ちます

さっきのことで事なきを得たことで調子に乗りました。

また滑って落ちたのです。

さすがに母に怒られました。

 

そのため、我が家のアルバムには「テンションが低い、妹の真っ赤なズボンを履いた僕」が残っています。最悪です。

 

 

 

沼に落ちる僕

 

これは小学校三年生くらいのときですね。

 

僕は地域の子供会のイベントで、僕たちの地域御用達の山に遠足に来ていました。

 

山といっても標高はそんなに高くなく、アスレチックなどがあるため学校などのイベントで度々訪れることがあります。

今回僕たちはそのアスレチックで遊ぶためにやってきたのです。

 

 ただ、アスレチックのある場所に行くまでに少し難関があったのです

図で説明します。

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これは空から見た図だと思ってください。

アスレチックに行くまでに 泥沼が堀のようにあり、無造作に架けられた丸太の橋……もとい、ただの丸太を渡っていかなければなりません。

 

といっても、向こう岸までの距離は2~3メートルですので、丸太の橋は一、二歩しか歩きませんが。

また、沼までの高さも1メートルないくらいですので、落ちても命に別状はありません。

 

そして、もう予想はできると思うのですが……。

当時、公園にもなかった大規模なアスレチック。そこで鬼ごっこをしようとバスの中で友達と計画しており、気分が高揚していました。

 

そして目の前にアスレチックが広がっている光景に気分は最高潮。

向こう岸にあるアスレチックから目線を離せないまま、僕は丸太の橋へと走っていって……

 

そのままスーパーハイテンションで沼に落ちていきました。

 

その瞬間は僕も「……え?」という感じで、自分に何が起きたのか全く分かっていません。

自分の足元を見ると、膝上くらいまでの高さの沼に浸かっていました。

川の時同様、ズボンが無残な姿になっています。

 

そして、僕は付き添いの大人に、文字通り「引き上げ」られました。

その日一番の大爆笑をかっさらった僕はアスレチックではなく小屋に連れていかれ、ケガがないか確認してもらいました。

この日僕がしたことは、ズボンを洗って、それが渇くのを待つというもので、非常に実践的な家庭科の実習となりました。

 

 

 

崖から落ちる僕

これは小学五年生の時の話です。

 

学校のキャンプで沼に落ちた時と同じ山に来ていました。

二泊三日のキャンプで、それが起こったのは二日目のことです。

 

僕たちは各班に分かれてオリエンテーリングをしていました。

 

オリエンテーリングとは……(wikipedia引用)

 

 オリエンテーリング(英語:Orienteering)は、地図とコンパスを用いて、山野に設置されたポイント(コントロール)をスタートから指定された順序で通過し、フィニッシュまでの所要時間を競う野外スポーツの一種。

 まぁ、僕たちがしたのはここまで本格的なものではなく、「山の中にたくさん設置されたポイントの内、5個見つけて帰ってきた速さを競う」といったものでした。

そして、その時僕たちの班は4つのポイントを発見しており、残り一つとなっていました。

 

4人班の僕たちは二本のロープが垂れ下がっている崖を見つけます。

「もしかしたらこの上にポイントがあるかもしれない!」と僕は言います。

 

「全てのポイントは標高が同じくらいの所にある」という、生徒の安全を考えて作られたルールを忘れていた僕たちの班は崖の上を確認することにしました。「崖」といっても、当時の目算で3~5メートルといったところでしょうか。

 

男2女2の班であり、この中の男2。つまりは僕と友人が上ることになりました。

 

そして、特に面白い理由もなく、僕は崖から落ちました。

 

地面に右肘でエルボ―ドロップをかました僕は負傷し、病院に行きました。

全体重が乗っていたにも関わらず捻挫で済んだのは不幸中の幸いです。

 

そして、病院からキャンプに戻ったときには既に食事が終わっていたため、僕は保健の先生と二人でご飯を食べ、皆の元へ戻ったのです。

 

 

まとめ

 

僕がどこかに落ちたがために、迷惑をかけてしまった皆様。

本当に感謝しております。

ありがとうございました。

 

あと、こういう出来事があったので、旅行へ行く際に両親から「あんた、水辺に行っちゃだめだよ。落ちるから」と、今でも言われます。