ある男は常日頃から情緒不安定だった。 仕事中に明るい時もあれば、家の中で暗く沈んでいる時もあった。 もちろん、逆もある。 日々を回想しても、両極の気分である時のことしか覚えていない。 彼は、自身には躁鬱の中間の状態がないのではないかと疑ってい…
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