僕はおじさん

 

 

ねぇ大ちゃん。

 

んあ。
どうした角田。

 

 

僕ってどんな人か一言で言える?

 

ああ、言えるぞ。

 

むなしい努力が好きなおじさんなんだ!

 

 

……えっと、読者の皆さん、違います。

大ちゃんは僕をけなしているわけではありません。

むなしい努力とはフリーゲームのことです。

 

 

rightuncle.hatenablog.com

 

 

決して、毒にも薬にもならないブログを書き続ける酔狂な者ではありません

 

だ、だよね、大ちゃん。

 

そりゃあそうなんだ。
角田はいつも休日は「むなしい努力」をしてるんだ。

 

安心した。

 

 

……と、今大ちゃんが僕を評価してくれて分かるように、僕はもう「おじさん」です。

 

正直、まだ若者の気持ちでいますが、年齢を考えた時、すでに僕はおじさんの仲間入りを果たしていたのでした。

 

それに、大ちゃんみたいに小さな子から見たら、迷うことなくおじさんだもんね。

 

ああ!
角田はおじさんなんだ!!

 

 

 

 

…………。

 

 

 

 

……いえ、悲しくないです。

人は年を取る。

それは当たり前のことなんですから。

 

でも、角田はおじさんの中では若いな!

 

 

そりゃね。

おじさんなりたて、おじさんの若葉だよ。

 

…………。

 

全然若葉って感じがしないんだ。

 

 

以上。

 

メメちゃんとお昼を食べた子がいる!?

 

 

角田さん、聞いてください!
今日、初めて学校の人とお昼を食べましたよ!

 

 

お、メメちゃんおめでとう!

これで友達もできるね!!

 

はい!
思えば辛く苦しい道のりでした……!

 

 

メメちゃん可愛いのにね。

どうして好かれないんだろ。

 

 

まぁまぁ、今となってはいいじゃないですか。

 

そうだね。

で、メメちゃんとご飯を食べたラッキーガールはどんな子なの?

 

え、えー……。
私、女の子って言いましたっけ?

 

 

え、いや、言ってないけど。

急に異性とお昼は食べないかなって思ったら自動的に女の子かなって。

 

違った?

 

あ、いやー……女の子ですけど。

 

 

まぁいいや。

メメちゃんが勇気を出して誘ったの?

 

いえ、相手側から誘われたんですよ。

 

 

へぇー。

珍しいこともあるもんd――

 

 

あ、ホノちゃん。

 

え、ホノちゃん?

 

ん?
なによ。

 

 

すごいんだよ。

今日、メメちゃんが学校の人とお昼を食べたんだって!!

 

え、あのですねー……。

 

????
今日は私とお昼を食べたわよね?
たまたま私が苺々のクラスの近くに行ったから……。

 

 

…………。

 

 

…………。

 

 

……どうしてそんな見栄を張るの。

 

 

だって! 寂しくないお昼が久しぶりだったんですもん!!

 

 

以上。

 

 

ホノちゃん生前の記憶

 

 

そういえば、ホノちゃんって生前はどんな感じの人だったの?

 

あー……あんまり覚えてないのよね。

 

確かに、名前も分からなかったですからね。

 

 

今はこうしてツインテールのホノちゃんが定着してるけど、前の姿がやっぱり気になってね。

多分生前との共通点は「17歳」「女の子」くらいだと思うし。

 

一個ずつ確認していきましょうか。
ホノちゃんは前、どんな髪型だったんですか?

 

うーん……どうだったかしら……。
今みたいに結んではなかった気がするわね……。

 

あ、そういえば金髪だったような……。
それに、結構髪は長かった気がするわ。

 

ふむふむ、金髪ロングね。

 

今の情報だけだとメメちゃんしか浮かばないですね。

 

全然覚えてないけどね。

 

 

じゃあ……ホノちゃんの身長は?

高かった?

 

とはいえ、今と同じ17歳ですよね?
そんなに違わないんじゃ……。

 

うーん……。
そこは全然覚えてないわね。

 

なにか覚えてる記憶はあるの?

 

街の風景なんかは覚えているわよ。
不思議と自分に関する記憶は全然ないけど。

 

あ、嫌な記憶とかは覚えているんじゃないですかね。

 

 

あー、確かに。

生前一番嫌だったことは?

 

難しいこと言うわね。
全然覚えてないって――

 

あ、あるわ。

 

 

え、なになに?

また一歩ホノちゃんの理解につながるよ。

 

私、屋台のたこ焼きが食べたくて親におねだりしたら……。
なんて言われたか思い出せないけど、買ってもらえなかったのよね。

 

……はぁ。

 

ホノちゃんはいい家柄の子だったのかな?

 

以上。