初めて一人でお酒を飲みに行った

 

昨日のことです。

ふと思い立って近所のバーに行ってみました。

 

まぁ、バーといっても「ぼんやりと明るくて雰囲気のある感じ」のところではありません。

どちらかというと照明は明るくて、常連の人と店員さんがやり取りを交わしている感じです。

 

僕は最初にジンライムを頼みました。

なぜかと言うとなんかかっこよかったからです。

 

あ、ここで言っておかなければならないのは、僕はお酒が弱いということです。

大学の時はすぐに頭が痛くなって割と困っていました。

就職して飲み会が多くなり、大学の時より多少強くなった程度だと認識しておいてください。

 

で、話を戻しますが、ジンって度数結構高めなんですよね。

そんな僕がこのジンライムを飲んだなら、アルコールはすぐに回ります。

この時点で既にほろ酔い気分でした。

割と時間かけて飲んだのにね。

 

 

そして一つ問題が生じます。

 

 

することがない……。

 

 

そう、僕は「なんかかっこいいからバーに行って、なんかかっこいいからお酒を飲んだ男」です。もうすでに目的は達成できているため、これ以上することがありません。

ただ、ここはバー。自分の部屋ではありません。

YouTubeを見て大笑いできる場所でもない。

 

かといって、本もない。

僕はリュックにいつも本を入れているのですが、「え? バーにリュック持っていくの?」と、もう一人の僕に蔑んだ目で見られたために家に置いてきました。

今なら言えます。バーにリュックは持っていってもいい……!

 

で、仕方なくスマホをいじることにしたわけなんですが、ここで調べていたのが「バーのマナー」です。

だって初めて来たんだもの。変な粗相をしてはいけない、という気持ちもあって何気なく眺めていました。

 

「バーではニ、三杯くらい頼むのが普通です」

 

……!

 

僕はこの文を見て戦慄します。

 

二、三杯……!?

 

一杯じゃダメか!?

もうすでにいい感じに酔ってきてるぞ!?

 

と、内心は焦っていました。

 

まぁ、酔いがさめている今なら「一杯でもいい」と分かります。

しかし、既に判断能力が低下している僕は誤った決断をしました。

 

 

 

 

二杯目……いくしかねぇ……!!

 

 

 

そして、戦場に出るような気持ちでジントニックを頼みました。

もうアホ丸出しですね。

 

まぁ、これは一杯目よりも時間をかけて飲んだので体調は崩さずに済みました。

 

皆さんは周りの情報に流されず、自分のペースと量を守って飲みましょう。

というか、皆はそうしてるか。

 

あ、お店の人がお菓子をくれたのはものすごくうれしかったです。

ありがとうございました。

 

 

以上。

 

jazzしたい

 

どうも、先日実家から帰ってきました。

 

実家では何もせず、こっちに帰ったらなにしようかぼんやりと考えていました。

 

そして口から出た一言がこちら。

 

「ジャズ演奏できるようになりたいなぁ……」

 

 

ジャズと言えば「オシャレ」とか「大人」なイメージがあります。

社会人になった今、僕はいつまでも子供気分ではいられません。

なので、少しでも大人っぽい特技を身に着けていきたいと思いました。

この考え方自体が子供っぽいと言われてしまえばそれまでなのですが。

 

 

で、僕はジャズの演奏に参加したことがあります。

なんたって大学入学当初はジャズサークルに入っていましたから。

……すぐにやめてしまったんですけどね。

 

ただ、練習はめちゃくちゃ熱心に行っていたので基礎の基礎、みたいな部分は学んでいます。多少なりともセッションに参加していたのも、今となっては結構いい経験でした。

 

 

で、今の話に戻ります。

ジャズ演奏できたらめちゃくちゃかっこよくないですか?

かっこいいですよね?

 

じゃあ、かっこよくなれるならなりたいですよね?

 

なりたい!

 

という、単純な思考でジャズのスタンダードバイブルを買いました。

もう後には引けません。

 

サークル時代はサックスで参加していましたが、さすがにサックスを買って……とはいかず、部屋にあるキーボードを使って練習していきます。

 

 

……が、

 

はっきりいって鬼のように難しいです。

 

単音を奏でるサックスを演奏していたときはコードが曖昧でも周りが何とかしてくれていましたが、ピアノ、それもソロではそうもいきません。

左でコードを奏でるだけでも大変。脳の処理が追いつきません。

 

というかそもそも両手が自由に動きません。

普通の曲ですら「右手→左手→両手」という順番で練習してなんとか弾けていたのに、急にアドリブなんてできませんでした。

 

 

ただ、今回は本気です。

ようやくやりたいことが見つかったのですから。

 

というわけで、YouTubeを見ていた時間を取り戻すかのように練習しています。

 

まずは「Candy」からです。

動画も貼っておきます。


Sachiko Yasui Trio - Candy

 

軽やかで明るい曲ですね。

 

まずはこれを練習して、自身のスキルを上げていくことに尽力したいと思っています。

 

 

今回は「やりたいことが見つかったぞ」という報告でした。

オチはありません。

 

以上。

 

 

書いた小説のあらすじ紹介1 「小さな図書館から」

 

皆さん、自分で物語って作ったことありますか?

まぁ、少なからず頭の中で「こういう物語作ったら面白いだろうなぁ」というような妄想くらいはしたことがあるのではないでしょうか。

僕はこの妄想だらけの学生でした。

 

そして高校生になり、文芸部に入った僕は小説を書き始めます。

文芸部の部誌に載せるだけあり、最初からかなりの緊張感をもって書いていました。

そして3年間書き続けたので作品数だけなら割とあります。

中には目も当てられないような恥ずかしいものだってあります。

 

が、今回は、これまで書いた中でも割と読める話のあらすじを紹介していきます。

あと、一個一個が長いのでシリーズ化しました。

 

……分かりやすく「あらすじ」とは言いましたが、ここで紹介する作品は公開していないものばかりなのでオチまでしっかりと書いていきます。

 

 

・小さな図書館から

 

高校のときの作品です。

分量としては5000文字程度の短いものとなっています。

これは部内のお題小説で、部員はそのお題に沿った物語をそれぞれ描くというものです。

そしてこのときのお題は「文芸部」。

新入生に配るものだったので「文芸部の楽しさを伝えて部員を獲得しよう」という目的がありました。

 

ただ、書くのはあくまで小説。つまりは創作なんです。

だから、「身内ネタを封じるためにも実在の人物を登場させるのは禁止」という制限を設け、あくまで架空の文芸部を書くという縛りをつけました。

また、主人公の名前とヒロインの名前は部内で統一しました。これは特に理由はありません。強いて言うなら部の一体感を出すためでしょうか。

 

ちなみに主人公の名前は「夢路十夜」、ヒロインの名前は「古本文」です。

アイタタタタ……ですね。

ですが、僕が決めたわけじゃないので少しも恥ずかしくありません。

 

で、肝心のあらすじ。

 

高校一年生の夢路十夜と古本文が出会う場面から物語は始まります。

脚立を踏み外して本棚からぶら下がっていた文に「脚立を立て直してあげる」という極めて地味な行為で助けた十夜は彼女から文芸部の存在を聞きます。

 

文はこの高校唯一の文芸部員でした。

当初は三年生が数人いたのですが、受験を意識したことをきっかけに退部。新入生の文だけが取り残されていたのです。

先程、彼女は蔵書点検のために脚立を使っていたのでした。

 

高校に入学して一か月。既に弓道部を退部していた十夜はどうして文芸部をやめないのか彼女に聞きます。

蔵書点検は文芸部がする仕事なので、文芸部さえやめてしまえばその仕事はなくなります。どうせ一人しかいないのならやめてしまった方が楽だと考えていたのです。

文はその問いに答えず、数十年前の部誌を十夜に見せました。

 

その部誌は非常に賑やかなものでした。プロではない「高校生の生の作品」の自由な発想を新鮮に思った十夜はだんだんと部誌に惹かれていきます。

十夜は、文が「一人ではこんな賑やかなものは作れない」という理由から生徒が入部してくるのを待っているのだと悟ります。

そして同時に、「小説を書く」ということはそんなに敷居の高いことではないことを知ったのです。

 

弓道部をやめ、することの無くなっていた十夜はなにか熱中できる趣味を探していました。そもそも図書室に来たことも趣味探しの一環だったのです。

 

素人ながら小説の書き方、基本を勉強した十夜は文に「自分も文芸部に入る」旨を伝えるところで物語が終わります。

 

 

 

……という、地味なボーイミーツガールでした。

流れとしては特に大きな起伏があるわけではないのですが、この小説に関しては別のギミックに力を入れていました。

本文でも直接の描写はないのですが、これ、僕の通っている高校の数十年後の未来を書いた作品なんですよ。

「部内の身内ネタがダメなら学校単位の身内ネタにすればいいじゃん」という発想によって出来上がったのです。

 

自分で書いておいてなんですが、僕はこの作品がけっこう好きです。

 

多少の青臭さはあるものの、現実に即した設定でやりたいことはちゃんと盛り込んでいるという、「当初から思い描いていたものを実体化できた」という満足感が大きいですね。

 

あと、このお題小説。もちろん他の部員も夢路十夜と古本文を使って作品を書いていたのですが、銀魂のようなツッコミを見せる十夜」「食いしん坊属性を付与された文」など、個性豊かな作品が乱立し、逆に僕の作品が浮くという謎現象が起きていました。

 

 

なにごともほどほどに力を入れるのが大事ですね。

 

 

 

 

以上。